論壇: アドベント(待降節) 11/28/2021
本日から始まるアドベントはラテン語dventus(到来)が語源で、キリストの到来を意味します。キリスト教会の1年間の暦のスタートはこの待降節から始まります。待降節は12月25日のクリスマス礼拝前の4回の日曜日です。欧米では25日は休日で、この日にクリスマス礼拝をしますが、日本では休日ではありませんので、サラリーマンは教会に集まることができません。それで今年も25日に最も近い第4アドベントの日曜日(19日)にクリスマス礼拝をします。これはしかたがないことですが、日本でも25日が休日になるよう私たちは各方面に働きかけるべきです。来年は25日が日曜日です。
アドベントでは毎週講壇に1本ずつローソクの灯を増やしてゆき、灯が4本になるといよいよクリスマス!というわけで、これは次第にその日が近づいて来るのを自覚するための視覚教材です。
この時期の風物としてはリース、クランツ(冠)などがあります。最近は食べ物のシュトーレンが普及してきました。これはドイツから輸入された菓子パンです。パン生地にレーズン、オレンジピール、ナッツなどを練りこんで焼き、表面に粉砂糖をまぶします。全体の白い姿が幼子イエスを産着で包んでいるように見えるというわけです。
横浜中央教会では今年も残念ながら、クリスマスとキャンドル礼拝時の愛餐会の予定がありません。しかし皆さんが各自の弁当を持参して食べるのを禁止するのではありません。さらにご自分の弁当を誰かと分け合って食べるのを止めることなど出来ようはずがありません。19日礼拝直後に行われる祝会の後は、お弁当持参の方はコロナ禍に十分注意を払った上で、各自の判断と自己責任で食事をしてください。
今年私たちの教会では特別な催し物として、12月18日(土)午後2時、関東学院ハンドベル部生徒の皆様によるクリスマス演奏会をしていただくことになりました。伝道委員会はこれをどのように宣伝しようか、近隣へのちらし配布をどの程度にしようかと悩んでおられます。会堂ぎっしりに集まっていただくのは困りますが、ガラガラというのも困ります。程よい人数となるよう皆様も知恵を発揮して友人の方々をお誘いください。
来年の会員総会の決議を待たねばなりませんが、今回のクリスマスは私にとっても、この教会で迎える最後のクリスマスになるでしょう。思い出のクリスマスになるよう説教にも身が入ります。